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足がよくつるという方、原因は水分が足りていないのかも。
水がカラダにとってとても重要なものだということは、
近年、広く知られていて、暑い夏だけでなく、
必ずペットボトルを持ち歩く方が増えていますが、
若い方と高齢者では体内に貯めておける水分量が違うのです。
足がつる方に聞くとほとんどお水を飲んでいない。
持ち歩いているペットボトルを見せてもらうと、たいてい緑茶。
水を飲んでください。
今日は高齢者とお水のお話です。

高齢者の方の水分補給

年齢を重ねた方は、若いときよりもいっそう水分補給を意識的に行うことが必要です。

筋肉の量が減るため、体内に貯めておける水分の量も減ります。

筋肉量は80歳代で、筋肉量が多かった時の40%に減少してしまいます。

ですから、汗をかくなどして失われた水分は、すぐに補ってあげないと脱水状態になりかねません。

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高齢者は脱水になりやすい

身体の水分量が減る
喉の渇きの感覚機能「口渇中枢」の減退
食欲不振、嚥下障害などにより水分を十分に摂取できない
糖尿病による尿量増加、降圧剤の利尿作用
夜間のトイレを避けるために意図的に水分を十分に摂取しない

高齢者は体内の50%が水分といわれています。

水分が体の半分を占めていることからも、その重要性は明らかです。

しかし、高齢者は喉の渇きを感じにくいため水分が不足しがちです。

夜間のトイレを避けるために、水分摂取を控えている方も少なくないでしょう。

高齢者が脱水症に陥りやすい原因の一つに、「喉の渇きを感じにくくなる」ことが挙げられます。

これは老化により、喉の渇きを感じる機能が衰えてしまうことが原因です。

これにより、体内の水分が不足しているにも関わらず水分補給をしないことがあり、脱水症に陥るケースがあります。

人間の体は汗や尿、涙によって日々多くの水分を排出しています。

高齢者の方が喉の渇きを訴えていなくても、知らずしらずのうちに水分は失われているのです。

特に入浴中や睡眠中は汗によって多くの水分が失われるため、積極的な水分補給を心がけましょう。

どれくらいの水分が必要?

高齢の方ですと、1日に1~1.5リットル程度が目安。

かなり多いように思いますが、身体を維持するために必要な水分量です。

飲む回数を増やして、一日を通じてしっかり必要量を摂ることが大事。

特に、リハビリや入浴など、汗をかきやすい活動の前後は水分補給が必須。

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体験談。緑茶を水分として補給

フィットネスが仕事の私は、毎日スタジオレッスンを多い日で5本くらいこなしていました。

お水が大事なのはわかっていましたが、さっぱりするのでお茶を飲んでレッスンしていました。

それ以外はコーヒーがほとんどだったのですが、時々心臓辺りが苦しくなって、

しばらく横になることがあり、「病気か?」と心電図を撮ってもらったりしましたが、

病院では原因がわかりませんでした。

それは、たいてい朝おこることが多く、苦しいのでお水を飲んで横になれば、

短い時で10分、長い時で20分くらいで回復します。

あ、水が足りてないんだ!

10分から20分、それはお水がカラダに浸透するのにかかる時間でした。

何年もそれに気づきませんでした。

朝、苦しくなることが多いのは寝ている間に水分をさらに失って、

寝起きにはコーヒーを飲む習慣だったので、

完全に脱水状態だったのです。

それからは、朝起きたらまずコップ1杯のお水。

そしてレッスンにも、なるべくお水を飲むことで、あの苦しさはおこらなくなりました。

病院に行ったってわからないですよね。

アルコールや、カフェインが含まれたものはカラダに吸収される量が少ないのです。

足がつる原因

ご高齢の方で、足がつる方が多いのは、お話してきた水分不足と、

「疲れ」と「冷え」カラダの流れが悪く、疲れていたり、筋肉が冷えた時などに起こります。

プールで足がつったり、朝方冷える時間に足がつることが多いのはそういう理由です。

あまり頻繁であれば内臓に原因があるかもしれないので、

お医者様に相談することをおすすめします。

血流を促すためにも水分は意識的にとってください。

そしてなるべく筋肉量が減らないように適度な運動をしてください。

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痛い、苦しい、しんどい、など。
カラダが訴える警告。
自分のカラダの声に耳を傾けるって、
大事だなぁと思います。
お医者さんではわからないこと、ありますよね。
でも病院で「年齢的なもの」と、かたずけられると、
ちょっと腹立ちますね。( ̄∇ ̄)